定年楽農のブログ

定年帰農して二十数年の顛末

29 東三河青果市場

ichirou

 直売所だけでは、さばききれないので、青果市場に出すことにした。
 一郎「はなさん、菊はどこの市場に出しているの」
 はな「東三河青果市場だよ。昼の市だから、午前中に並べておけばいいから楽だよ」
 一郎「楽でいいかもしれないが、他の青果市場は、朝の市だから、八百屋は、そこで落とせなかった野菜の補充ぐらいの気持ちでいるんじゃあないかな」
 (株)東三河青果市場は、自宅から車で15分の所にある。
 株式会社ではあるが、業務はほとんど家族で行っており、息子さんがセリを行っている。
 サトイモを2Kgずつビニールの袋に詰め、市場の土間に新聞紙を敷き、20袋並べた。
 申請用紙に、住所、氏名、電話番号、月日、品目、数量などを記し、バインダ―に挟んでサトイモの袋に挟んで置く。
 他の多くの市場は、朝早くからセリが始まるが、この市場は、午後の市場であるので、午後1時からセリが始まる。
 初めてなので、自分のサトイモが競られるのを見る。
 セリの人が、「これは八幡産だよ」といってセリに入った。
 後で分かったが、八幡の圃場は、土壌がサトイモに適しており、市場でのサトイモの評価が高いからだと分かった。
 決済は、翌日以降なので、翌日、早速受け取りに行った。
 1袋300円で売れていた。全部で6千円、消費税300円が足され、そこから市場の手数料510円が差し引かれ、5790円を現金で受け取った。
 出荷前日、半日かけてサトイモを堀り上げ、袋づめ、当日午前中、軽トラでの運搬、陳列。さらに栽培経費を考えると、割の合わない値段だなあ。
 ついサラリーマン時代の薄給が相当な高給に思えてしまう。